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2008年02月 アーカイブ

2008年02月04日

FFFTPの動作設定

MovableType4.1をCORESERVERサーバーにインストールする前に、予めFTPソフトの動作を設定します。

ここではFTPソフトとして、日本で有名な「FFFTP」を使用します。


1.ホストの設定ダイアログで、「PASVモードを使う」を指定

 FFFTP起動後、「メニュー」の「接続」から「ホストの設定」を選択すると、ホスト一覧ダイアログが表示されます。対象のホストを選択して、「設定変更」ボタンをクリックします。

 次のホストの設定ダイアログが表示されますので、

 ①「拡張」タブを選択し、
 ②「PASVモードを使う」にチェックを入れて、
 ③「OK」ボタンをクリックします。

 これでFTPサーバーとのデータ転送は、PASV(パッシブ)モードになります。


2.オプションダイアログで、「アスキーモード」で転送するファイルを指定

 MovableType4.1は様々なファイルを使用します。ファイルのアップロード時には、

 ・画像ファイル(jpg/png)はバイナリモードで、
 ・その他のファイル(cgi/css/pm/js/.htaccessなど)はアスキーモードで、

 転送する必要があります。

 「メニュー」の「オプション」から「環境設定」をクリックすると、

 オプションダイアログが表示されますので、

 ①「転送1」タブを選択して、
 ②「追加」ボタンをクリックします。


 次のファイル名ダイアログが表示されますので、

 ①ファイル名に「*.cgi」などを入力して、
 ②「OK」ボタンをクリックします。


3.登録ファイルを確認

 登録する全てのファイルの入力が済んだら、「OK」ボタンをクリックします。

 これでファイル毎に指定した転送モードで、CORESERVERサーバーにアップロードされます。


4.オプション画面でファイルの拡張子が「cgi」のスクリプトの属性を「700」に設定

 メニューの「オプション」で「環境設定」をクリックします。

 次のオプションダイアログが表示されますので、

 ①「転送3」タブを選択して、②「追加」ボタンをクリックします。

 次のデフォルト属性の設定ダイアログが表示されますので、

 ①ファイル名に「*.cgi」を入力して、②「...」ボタンをクリックします。

 次の属性の変更ダイアログが表示されますので、

 ①オーナーの全てにチェックを入れて、②「OK」ボタンをクリックします。

 次のデフォルト属性の設定ダイアログ表示に戻りますので、

 ファイル名が「*.cgi」、属性が「700」になっている事を確認して、「OK」ボタンをクリックします。

 次のオプションダイアログの表示に戻りますので、

 「OK」ボタンをクリックします。

 これで、「cgi」の拡張子を持つスクリプトファイル全ての属性が、「700」としてサーバーにアップロードされます。

 サーバーにアップロードされたファイルに対して、属性を変更する手間が省けたり、変更のし忘れ防止となります。



  1. FFFTPの動作設定

  2. MovableType4.1のファイルをCORESERVERサーバーへアップロード

  3. MovableType4.1のインストール

  4. 環境設定ファイル mt-config.cgi

  5. (構成ファイル)mt-config.cgi を編集


2008年02月05日

MovableType4.1のファイルをCORESERVERサーバーへアップロード

シックスアパートのサイトで、MovableType4本体のダウンロード手続きを済ませ、MT4.1(2008年2月現在)を入手します。

入手した「MT-4_1-ja.zip」ファイルを、解凍ソフトとして日本で有名な「Lhaplus」を使用して解凍します。

解凍したMT4.1本体のファイルをFFFTPソフトを使用して、CORESERVERサーバーへアップロードします。
 注意 : FFFTPのデータ転送モードを「PASVモード」に設定するのを忘れないようにして下さい。


1.FFFTPでサーバーに接続して(自分のフォルダに繋ぎ)、ファイルをアップロード

 例えば、ここでは取得したドメインが「mt4daisuki.com」で、Webのルート・ディレクトリ下の「mt41」フォルダに設置することとします。

 ホスト側の「public_html」ディレクトリへ、フォルダごとファイルをアップロードします。

 FFFTPで接続後、次のような画面が表示されますので、

 ホスト側の「public_html」フォルダをダブルクリックして、Webのルート・ディレクトリ(=public_html)へ移動します。

 続いて、

 ①ローカル側で全てのファイルが入っているフォルダ(=MT-4.1-ja)を選択して、
 ②ツールバーの「アップロード」アイコンをクリックします。
 ③フォルダごとサーバー側へアップロードされます。


2.アップロードしたフォルダの名前を「mt41」に変更

 名前を変更するフォルダの上で、マウスの右ボタンをクリックします。
 注意 : MT本体を設置するディレクトリを、「http://mt4daisuki.com/mt41/」と決めたので、フォルダ名をmt41に変更します。

 次のショートカットメニューが表示されますので、

 「名前変更」をクリックします。

 次の名前変更(ホスト)ダイアログが表示されますので、

 ①新しい名前に「mt41」を入力して、
 ②「OK」ボタンをクリックします。


3.(名前を変更した)MT4.1の対象フォルダの属性を変更

 属性を変更するMT4.1対象フォルダの上で、マウスの右ボタンをクリックします。

 次のショートカットメニューが表示されますので、

 「属性変更」をクリックします。

 次の属性の変更ダイアログが表示されますので、

 ①グループの全てのチェックをはずして、
 ③「OK」ボタンをクリックします。


4.データベースを保存するフォルダの作成

 例えば、ここではデータベース保存用フォルダが db で、Webのルート・ディレクトリ下の mt41 フォルダに設置することとします。

 ホスト側の「mt41」フォルダ内に、データベース保存用「db」フォルダを作成します。

 「mt41」フォルダをダブルクリックすると、次の画面が表示されますので、

 ホスト側の何も表示されていない所(行)でマウスの右ボタンをクリックします。

 次のショートカットメニューが表示されますので、

 「フォルダ作成」をクリックします。

 フォルダ作成(ホスト)ダイアログが表示されますので、

 ①フォルダの名前に「db」を入力して、
 ②「OK」ボタンをクリックします。


5.dbフォルダの属性を「700」に変更

 dbフォルダの上で、マウスの右ボタンをクリックします。

 次のショートカットメニューが表示されますので、

 「属性変更」をクリックします。

 次の属性変更ダイアログが表示されますので、

 ①オーナーの全てにチェックを入れて、②「OK」ボタンをクリックします。

 この設定により、他のユーザーがデータベースの内容を参照したり、変更や削除することを防ぎます。



  1. FFFTPの動作設定

  2. MovableType4.1のファイルをCORESERVERサーバーへアップロード

  3. MovableType4.1のインストール

  4. 環境設定ファイル mt-config.cgi

  5. (構成ファイル)mt-config.cgi を編集


2008年02月06日

MovableType4.1のインストール

MovableType4.1をCORESERVERサーバーへアップロードしましたので、MT4.1本体のインストールを行います。


1.Webブラウザで、MT4.1を設置したURLにアクセス

 例えば、取得したドメインが mt4daisuki.com で、mt41 フォルダにMT4.1を設置した場合、
 http://mt4daisuki.com/mt41/ のURLアドレスにアクセスします。

 次の画面が表示されますので、

 ①(レンタル)サーバー側での Movable Type セットアップの準備が整っていることを確認するために、「Movable Typeシステム・チェック (mt-check.cgi)」をクリックします。

 このチェックは、MovableTypeが動作するのに必要な設定の確認と、システム情報の表示を行います。

  ・CGIが動作しているディレクトリ
  ・ホームディレクトリ
  ・cgiwrap/suexecの利用状況
  ・データベースの利用状況

 などの確認結果を知ることができ、MovableTypeを利用する上でも有益な情報となりますので、一度実行することをお勧めします。

 注意:
  MT4.1では、少し時間が経つと、自動的に次の画面に移動するようです。

 ②「ログイン」ボタンをクリックします。

 次の画面が表示されますので、

 「開始」ボタンをクリックします。
 次の画面が表示されますので、

 「次へ」ボタンをクリックします。


2.データベース接続に必要な情報を入力

 例えば、ここではデータベースにSQLiteを使用することとします。

 次のデータベース設定画面が表示されますので、

 プルダウンメニューから、「SQLiteデータベース」をクリックします。

 続いて、SQLiteデータベースへのデフォルトパスが表示されますので、

 ①データベースへのパスが正しいかを確認します。
 ②「接続テスト」ボタンをクリックします。

 次の画面が表示されますので、

 「次へ」ボタンをクリックします。


3.メール送信に必要な情報を入力

 次のメール設定画面が表示されますので、

 プルダウンメニューから、「Sendmail」をクリックします。

 続いて、sendmailへのパスが表示されますので、

 ①sendmailへのパスが正しいかを確認します。
  注:CORESERVERサーバーでは、デフォルトのままで変更の必要はありません。
 ②テスト送信するメールアドレスを入力します。
 ③「テストメールを送信」ボタンをクリックします。
  注:メール送信の設定が正しければ、入力したメールアドレスに「Movable Type構成ウィザードからのテスト送信」メールが送られます。
 ④「次へ」ボタンをクリックします。

 次の画面が表示されますので、

 「次へ」ボタンをクリックします。


4.設定内容の構成ファイルを確認

 次の構成ファイル画面が表示されますので、

 ①書き込まれた構成ファイル「mt-config.cgi」の場所を確認します。
 ②「次へ」ボタンをクリックします。


5.ブログ・システム管理者の情報を入力

 次のアカウントの作成画面が表示されますので、

 ①ユーザー名
  システム管理者がMovableTypeにログインする時のユーザー名を入力します。
 ②表示する名前
  ブログに表示する(投稿者の)名前を入力します。
 ③電子メール
  システム管理者のメールアドレスを入力します。
 ④パスワード
  システム管理者がログインする時のパスワードを入力します。
 ⑤パスワード再設定用のフレーズ
  システム管理者がパスワードを忘れた時の秘密のキーワードを入力します。

 などの必要な登録情報を入力後、
 ⑥「次へ」ボタンをクリックします。


6.公開するブログに必要な情報を入力

 次の最初のブログを作成画面が表示されますので、

 ①ブログ名
  このブログに付けたい名前を入力します。
 ②ブログURL
  このブログにアクセスするWebページのURLアドレスを入力します。
  通常は、取得したドメインのアドレスが自動的に入力されています。
 ③公開パス
  このブログのトップページ(index.html)を置くパスを入力します。
  Webページのルート・ディレクトリへのパスが自動的に入力されています。

 などの必要な登録情報を入力後、
 ④「インストール」ボタンをクリックします。


7.インストール処理

 今までの設定が正しい場合、インストール(システムの初期化)が開始されます。

 次のデータベースの初期化中画面が表示され、

続いて、次のインストールが完了しました!画面が表示されますので、

 「Movable Type にサインイン」ボタンをクリックします。


8.MovableTypeの管理画面にサインイン

 次のサインイン画面が表示されますので、

 アカウントの作成画面で指定した
 ①ユーザー名と
 ②パスワードを入力して、
 ③「サインイン」ボタンをクリックします。

 次の画面が表示されれば、

 MovableType4.1の導入は、無事に終了です。



  1. FFFTPの動作設定

  2. MovableType4.1のファイルをCORESERVERサーバーへアップロード

  3. MovableType4.1のインストール

  4. 環境設定ファイル mt-config.cgi

  5. (構成ファイル)mt-config.cgi を編集


2008年02月07日

環境設定ファイル mt-config.cgi

MovableTypeのスクリプト(cgi)を実行するのに欠かせない情報の殆どは、システムの環境変数として設定されています。そのため、利用している(レンタル)サーバーの様々な環境に合わせた初期値を、環境設定ファイル「mt-config.cgi」に設定する必要があります。

設定した環境設定ファイルの内容で、システムの環境変数の初期値が置き換わるため、アプリケーションディレクトリに限らず、様々な設定ができます。

インストールウィザードを利用してMT4.1をインストールした場合、アプリケーションディレクトリ(MT本体を設置したディレクトリ)に、「mt-config.cgi」ファイルがありますので、確認します。

ここではテキスト・エディタとして、日本で有名な「秀丸」を使用します。

1.mt-config.cgi ファイルを秀丸エディタで開きます。

 ①Webブラウザからアプリケーションディレクトリにアクセスした時のパス

 ②Webブラウザからスタティックディレクトリにアクセスした時のパス

 ③スタティックディレクトリファイルへのサイト(サーバー上の)・パス

 ④データベースファイルへのサイト(サーバー上の)・パス

 ⑤Sendmailへのパス

 などの情報がインストールウィザードにより自動的に設定されています。


 注意:上記の①~④は、MT4.1本体を、Webのルートディレクトリ下の「mt41」フォルダに設置した場合です。



  1. FFFTPの動作設定

  2. MovableType4.1のファイルをCORESERVERサーバーへアップロード

  3. MovableType4.1のインストール

  4. 環境設定ファイル mt-config.cgi

  5. (構成ファイル)mt-config.cgi を編集


2008年02月11日

(構成ファイル)mt-config.cgi を編集

インストールウィザードが自動的に作成した構成ファイル「mt-config.cgi」を編集し、サーバーへアップロードします。

1.(mt-config.cgi-original ファイルを参考に)mt-config.cgi ファイルを秀丸エディタで開きます。

 ①Webブラウザから(レンタル)サーバーへ設置したMT4.1にアクセスする時のパス(=URL)を設定します。

 例えば、取得したドメインが mt4daisuki.com で、Webのルート・ディレクトリ下のmt41フォルダに設置した場合。

  CGIPath http://mt4daisuki.com/mt41/

 ②Webブラウザから設置したMT4.1のスタティックディレクトリにアクセスする時のパス(=URL)を設定します。

  StaticWebPath http://mt4daisuki.com/mt41/mt-static

 ⑤ファイルの最終行の下に、セキュリティ(自分のユーザー権限でスクリプトを実行する)の設定を追加します。

  DBUmask 0066
  HTMLUmask 0062
  UploadUmask 0062
  DirUmask 0072

 CORESERVERでは、Webサーバーが「suexec」を使用しているので、必要な設定となります。
 この設定により、他のユーザーがファイルを変更したり、削除することを防ぎます。



  1. FFFTPの動作設定

  2. MovableType4.1のファイルをCORESERVERサーバーへアップロード

  3. MovableType4.1のインストール

  4. 環境設定ファイル mt-config.cgi

  5. (構成ファイル)mt-config.cgi を編集


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